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多様な事象から規則性や原理を見いだし、その根拠を自分の言葉や図式で説明する力を高める「協同的探究学習」
見どころ
公開授業を、協同的探究学習の視点から読み解く
数学科・社会科の授業発表を行います。名古屋大学教育学部附属中・高等学校からは、高校1年「データサイエンス」と「地理総合」の実践を報告します。二つの教科で協同的探究学習をどのようにデザインしたか、生徒の思考の深まりをどう捉え、どのように深い学びへ導くかを、東京大学大学院教育学研究科・藤村宣之教授とともに検討します。
校種を越えた協同発表 ─ 附属校と公立中学校の実践から
名古屋大学教育学部附属中・高等学校に加え、兵庫県加古川市内の公立中学校における協同的探究学習の実践も交えた協同発表を行います。異なる学校種・教育環境での実践を比較しながら、生徒の思考を深める授業づくりの工夫や課題設定の在り方について議論する、実践の広がりと普遍性を共有できる機会です。
カテゴリカルデータの関係を調べよう
―カイ二乗検定と分析方法の選択―
担当:都丸 希和・佐藤 健太
身近なアンケート結果を題材に、「関係がありそう」「違いがありそう」という直感を、データに基づいてどのように確かめるかを考えます。相関分析、t検定、カイ二乗検定を比較しながら、データの種類や比較したい内容に応じて分析方法を選択する視点を学びます。生徒が自分の言葉で根拠を説明しながら、統計的な考え方を深めていく過程を展開します。
林間学校訪問地から地形を考える
担当:佐藤 俊樹
地理学習にとって、教室の外に出る学校行事は絶好の学びの場です。本授業では、5月に林間学校で訪れた長野県富士見町、諏訪市、飯田市等で見聞した景観をもとに、教室で学習した地形と人間生活との関わりを探ります。訪問先で見られた限られた事例による地方的特殊性から、他地域にもみられる一般的共通性へと、生徒の視野が拡大していくことを目指します。
基調講演
生徒の深い学びを実現する授業づくり
京都大学大学院教育学研究科において博士(教育学)を取得。名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授などを経て現職。専門は教育心理学、発達心理学。カーネギーメロン大学(アメリカ合衆国)客員研究員、日本学術会議連携会員などを務めてきている。
当日は講演に加え、各実践へのご助言や質疑応答の時間も予定しています。
著書
- 『「わかる」はどう深まるか―子どもの思考の発達と協同的探究学習―』(単著、ちとせプレス、2025年)
- 『新しい時代の教育方法(第3版)』(共著、有斐閣、2024年)
- 『国際的に見る教育のイノベーション―日本の学校の未来を俯瞰する―』(共著、勁草書房、2023年)
- 『発達心理学―周りの世界とかかわりながら人はいかに育つか―(第2版)』(編著、ミネルヴァ書房、2019年)
- 『協同的探究学習で育む「わかる学力」―豊かな学びと育ちを支えるために―』(藤村宣之・橘春菜・名古屋大学教育学部附属中・高等学校編著、ミネルヴァ書房、2018年)
- 『数学的・科学的リテラシーの心理学―子どもの学力はどう高まるか―』(単著、有斐閣、2012年)
- 『協同と探究で「学び」が変わる―個別的・ドリル的学習だけでは育たない力―』(分担執筆、名古屋大学教育学部附属中・高等学校編著、学事出版、2013年) ほか多数
開催概要
- 日時
- 2026年7月24日(金)13:00~17:00
- 開催方法
- オンライン(Zoom)
- 対象
- 小学校・中学校・高等学校・大学の教員(非常勤講師を含む)、教育委員会関係者、教員志望・研究者志望の大学生・大学院生
- 参加費
- 無料
- 申込締切
- 2026年7月22日(水)
プログラム
- 13:00-13:10
- 趣旨説明
- 13:10-14:00
- 第1部 藤村宣之先生(東京大学)による講演
- 14:10-15:30
- 第2部 数学科(中学校・高等学校)の実践紹介・検討
- 15:40-17:00
- 第3部 社会科(中学校・高等学校)の実践紹介・検討
※各実践紹介・検討後には、藤村先生からのご助言をいただきます。第3部終了後には、協同的探究学習に関する質疑応答の時間も予定しています。
お申し込み
教科を越えて学びの本質を探究する授業づくりについて、参加者の皆様とともに考える機会となれば幸いです。数学科・社会科のみならず、さまざまな教科の先生方のご参加をお待ちしております。部分参加も可能です。